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元主将による一年間の振り返り

【元主将による一年間の振り返り】

大阪府立大学ハンドボール部の花市奏真です。

 


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年の間に様々な出来事がありました。

 

自分の見据える将来に向かって歩むため休部をする部員や、部活に帰ってくる部員。

 

大きな怪我をし、新たなポジションで復活を目指す部員、

 

努力がなかなか結果に繋がらない部員。

 

それぞれが止まることなく走り続けました。

まず、2部昇格した際になくてはならない存在だった先輩方の引退から新チームへの移行。先輩方が抜けた穴を埋めるのは本当に大変でした。その中でも現役メンバーでできることを模索しながら、がむしゃらに秋季リーグに突入しました。しかし、自分たちの特色や強み、そして弱みをしっかりと把握できないまま秋季リーグを迎えてしまったため、2部最下位(3部降格)という結果になりました。

が、その秋季リーグから得たものはとても大きかったです。そこから春季リーグへ向けてしっかりと練習しました。特にDF(ディフェンス)です。ロングシューターに対して当たり切れない部分を課題とし、集中的に練習しました。春の合宿では福岡・博多へ行き、多くの大学と試合をしました。自分たちにはないプレー、関西にはいないテクニックを持ったプレーヤーに部員全員が刺激を受けた合宿となりました。その結果、秋季リーグ時点と比べ、DFでは相手をしっかりと体で捉えることができ、OF(オフェンス)ではパスワークで相手を翻弄できるまでチーム力が向上しました。

ところが、春季リーグが始まり、第一戦と第二戦、2戦連続で負けてしまいました。私のゲームメイキング力含めて、皆を引っ張る力のなさを痛感しました。しかし、「リーグが終わったわけではない、ここから全て勝つつもりで!」と気持ちを入れ替え、その思いを部員全員にしっかりと伝えました。しばらく、試合中もベンチから役員として試合を作るのに徹しました。その結果、残りの試合を全て勝利し、最終戦も勝って終わることができました。これは部員全員の力です。ベンチにいるメンバーも全員で声を出し、全員で守り全員で攻めた結果の表れです。2部昇格はならなかったものの、リーグ中に部員それぞれが成長していく姿を見ることができました。私個人として大変嬉しく思っております。

私に最後までついてきてくれた部員全員に感謝します。また、最後まで共に歩み共に戦ってくれた4回生には感謝してもしきれません。

春季リーグ最終戦であった56(月・祝)を持ちまして4回生8名は全員引退し、私自身も主将を3回生の納塚に引き継ぎました。引退した4回生はそれぞれの道に進んでいきます。どんな道であれまたどこかで再開し、この大阪府立大学ハンドボール部として過ごした日々を語らうことと思います。今まで暖かい応援、本当にありがとうございました。

最後に、これから大阪府立大学ハンドボール部は新チームとなり新しい歴史を刻んでいきます。私たちが歩んだ道とは違う道のりかもしれません。しかし、見据える先は同じです。

 


『全員で部活を楽しみ、全員で試合に勝つ』

 


引退した4回生も後輩が作り上げる新チームを応援します。皆さま、今後とも大阪府立大学ハンドボール部への応援よろしくお願いいたします。

 

 

 

4回生を代表し御礼の言葉と代えさせていただきます。1年間の活動を応援してくださったOBの皆様、保護者の皆様その他関係者各位の皆様、本当にありがとうございました。

 

 

大阪府立大学ハンドボール部 元主将 花市奏真