2019年度春季リーグ第一戦目 戦評

[201946日 vs京都府立医科大学 @太陽が丘(山城総合運動公園)Aコート 戦評]

 

 昨季、27位で3部に降格した大阪府立大学(以下、府大)。今季で再び2部に返り咲くために満を持して迎えた第1試合目の相手は、昨季4部から昇格、数日前も西医体で優勝し勢いに乗る京都府立医科大学(以下、京府医)

 スローオフは府大。初回の攻撃はパスミスにより失敗したもの、DFからの速攻で山下、花市が得点し3-0とリード。ここから京府医が3点奪い返し同点、左側からDFを攻略され逆に2点のビハインド。

 すると、先発GK4回生の角田が徐々に威力が上がってきた京府医のシュートを防ぎ続け、攻撃も佐用のパスから山下、同じく花市から佐用のシュートによる連続得点。序盤は4回生がチームを引っ張る展開に。

 その後シーソーゲームの最中、ようやく主砲の3回生・納塚が京府医の厚いマークから抜け出し、カットイン、ブラインドシュートで得点し始め、ここから広瀬、納塚と4連続得点で府大セブンも調子が上がり始め、その間京府医との撃ち合いも佐用、納塚で対抗していく。
 
 しかし徐々に納塚はじめ得点源の選手らが手堅く守られ、苦し紛れのシュートを打たされ得点が伸びなくなる一方、平均身長180cm近い京府医のフィジカル活かした攻撃を止められなくなり、府大1回目のタイムアウト。

 2回生・山口のカットインで1点返すも、京府医の勢いは止まらず13-163点ビハインドで折り返す。


 後半から府大はDFシステムを0:6から1:5へと変更し、京府医の強力なミドルシュートを抑える作戦に。これが功を奏したか、後半の立ち上がりは納塚の速攻シュートで1点。

 


 その後は両チームのGKのファインセーブが連発。府大GK・角田はノーマークシュート、7mTをセーブし必死にチームを盛り立てるが、前半終了間際に利き手を負傷し攻撃参加できなくなった納塚を穴を埋めることは難しく、代わりに攻撃を担当する井神のミドルによる得点の間、京府医の得点ペースは落ちずなかなか点差が縮まらない。再び7mTのチャンスを与えて決められてしまったところで、府大2回目のタイムアウト。

 タイムアウト後、後半は残り11分。納塚をOFに戻し巻き返しを図る。それに合わせ京府医も納塚、佐用らの府大の主力陣に対してのハイプレスDFにシフトチェンジ。それでも、守ってからスピードのある速攻、個人技で佐用と納塚がなんとか得点し、2点差まで詰め寄り、京府医がたまらず2回目のタイムアウト。

 勝敗を決める残り6分、京府医は、府大の攻撃の要・納塚に変則的なマンツーマンDFを仕掛け、点差を維持し逃げ切る作戦に。後半の出だしと同様、また攻め手に欠けるようになった府大は、リードを縮めることができずに試合終了を迎え21-26で初戦は痛い黒星発進となった。

【得点】納塚8
 佐用4 山下4 花市2 広瀬1 山口1 井神1 

 

     

 

 序盤は先行したものの、相手方に研究され自分たちのペースに乗れないまま、試合を進行させたのが敗因だと思われます。相手の勢いを断ったり、シュートの決定力が徐々に落ちていったのも考えられます。今回の反省点を活かして残りすべての試合に臨みたいと思います。

 

  第二戦目は、4月13日(土)12:50~vs京都教育大学@大阪大学吹田キャンパス体育館です。OB・OG、関係者各位の皆様、ご多忙とは存じますがご声援のほどよろしくお願いいたします

 

【納塚】