平成30年度秋季リーグ第五戦目 戦評

 

第三戦目・第四戦目とともに善戦したものの、勝利をあげることができなかった府大の秋季リーグ第五戦目の対戦相手は、神戸大学。初勝利を勝ち取るべく気合い十分に試合に臨んだ。

 

開始直後、相手に4点連続で連取されるが、センター・山口が一人でDF数人集めたところで、サイドポジションに回っていた佐用にラストパスし、佐用がそのまま決めようやく反撃開始。DFが相手の攻撃に対応し切れていないうちにまた1点返されるも、納塚のミドルシュートで取り返し、相手のリスタートからの攻撃を守り、今度は納塚のミドルに警戒し相手DFが前のめりになっていたのを、裏に走り込んできたポスト・花市に納塚がパス、花市が決め連続得点。第三戦目から先発出場中の二回生GK・村井が相手ポストのフリーシュートをセーブするも、立て続けに右側からパワープレーを仕掛けてくる相手に得点を許す。次の府大の攻撃、ダブルポストの状態から納塚が1vs1で相手を引き寄せ山下のサイドシュート。相手のリスタートで1点失うが、こぼれ球を拾い速攻を仕掛けて広瀬がサイドから飛び込み得点。しかしこの間、山口が負傷しベンチへひかざるを得なくなった。数回のピンチを反則等でギリギリしのぐ間に、村井から納塚のワンパス速攻、さらに山口の代わりに攻撃に参加することになった井神が思いっきりの良いステップシュートで相手ゴールを攻略。DFからの速攻で山下から反対側でフリーになっていた広瀬へ、広瀬がDFと接触しながらシュートを決め切り、ここで同点に追いつき、相手の1回目のタイムアウト。メンバーを少し入れ替え、立て直しにきた相手に再びリードを許す。続く攻撃では花市の頭脳プレーでイエローカードを相手選手に与えるも、相手にボールを奪われシュートを打たれる。それを村井が防ぐと、セットプレーから納塚の豪快ミドルでまた同点に。DFの連携がかみ合い山下が相手ボールを手中にし得意の速攻で府大がこの試合で初めてリードを奪うと、また速攻からDF2人をブロックする納塚の上から回り込んできた広瀬のミドルシュートで2点差に。必死にDFを崩してくる相手にすぐさま1点返され佐用からの納塚のカットインシュートが相手GKに弾かれ、同点を狙う相手の速攻を広瀬が上手くファールで止め、全員でパッシブまで耐えた後、速攻でパスを回し最後は井神で変わらず2点のリード。また井神で7mTのチャンスを得るが、ここにきて調子を崩し始めた納塚が決めきれず、反対に相手のパターン通りの崩しから1点返され、ここで府大ベンチが1回目のタイムアウト。タイムアウト後、セットプレーで佐用が放ったシュートのこぼれ球を納塚がいち早く反応し、利き腕ではない右腕でゴールにねじ込むも、相手の速攻で右サイドからゴールを割られ、前半終了、13-12で1点リードで折り返す。

 

 

 

 府大のスローオフから始まった後半、ポジションチェンジし中央から納塚のミドルが炸裂し幸先良く得点するが、リスタートからの相手のシュートのこぼれ球に対応できずコーナースローからのプレーで失点。ミスからの逆速攻で失点しかけるシーンがあったが守った後の府大の速攻、納塚が中央へ切り込んできたのを広瀬がクロス、空いたスペースを突き得点、その後も納塚と花市の2vs2で攻め切れない間に、連取され同点に追いつかれてしまう。その後もDFの裏を狙う攻撃が続き逆転されるも、セットプレーで納塚からDFの裏に走り込んできた山下へのパスで山下が倒れながらシュートを押し込み同点。相手のリスタートの攻撃も納塚がドリブルカットで鮮やかにボールを奪って直後納塚の1vs1で生まれたサイドシュートのチャンスを再び山下が難なく決めリードを奪い返す。相手の府大のDFの裏を狙う攻撃で今度は納塚が相手に7mTのチャンスを与えてしまいGK・角田も守り切れずまたまた同点。井神の積極的な突破が防がれ、逆速攻のピンチを素早く帰陣していた納塚・山下でボールを逆に奪い返し速攻で納塚がDFの間に強引に割っていったシュートはバーに弾かれそれを山下が押し込もうとするがまたもやバーに弾かれる。そして今度は裏ではなく上から打ち込まれ同点とされる。府大の攻撃は失敗し流れの悪いこの時間、失点のピンチをチャンスに変えたのはGK・村井。キーピングからすぐに攻めの姿勢へ転じ飛び出していた井神へのワンパス速攻を完遂させると井神も決め依然として1点リードの状態、シーソーゲームとなった試合、次の得点は府大。佐用とのコンビプレーからこの試合軽快なフットワークでコートを駆ける広瀬のサイドシュート。リスタートで即座に1点反撃されるも、相手のミス、反則で2度生じた速攻のチャンスを広瀬がどちらも味方からのパスを受けると単独で攻め込み2点連続で獲る。この連打に慌てた相手が2回目のタイムアウトを取りさらにメンバーを入れ替え直後は右側からサイドシュートで1点返す。相手はこれで勢い得たのか府大の攻撃を守りまた右側からのサイドシュートでフィニッシュを決める。流れを渡したくない府大は代わって入ったGK・角田がスライディングでナイスセービング、一人帰っていない相手に対し納塚・井神のクロス、井神のシュートで得点するが相手の主力選手の調子の良さがうかがえるステップシュートで簡単に返される。その後のDFも井神がかわされフリーになった選手のシュートを角田の迫力あるキーピングで防ぐも、あと得点まで少しのところで守って速攻、セットオフェンスで府大マークミスのスキを見逃さない相手の3連取で逆転を許す。残り時間少なく2点のビハインドを跳ね返すべく府大は2枚目のタイムアウトを切る。タイムアウト後、作戦通りに納塚のミドルシュートがゴールを揺らし差を縮めるも何度もメンバーを入れ替えフレッシュな選手が躍動する相手に容赦ない速攻で3連続失点。またも相手の速攻を今度はGK・角田が阻止し佐用が逆速攻のフィニッシュで1点取り返すも、ここで試合終了。24-27、後半途中で逆転されなんとも悔しい黒星を喫した。

 

【得点】納塚6 広瀬6 山下5 井神4 佐用2 花市1

 

 

 

点の取り合いとなった試合で、最後の最後で決定力を維持し続けることができませんでした。またそんな試合に慣れていないことからミスも多かったのも残念です。残り1試合となりましたが、少しでも順位をあげれるよう、力を出し切りたいと思います。

 

第六戦目は、929()17:05vs立命館大学@太陽が丘(山城総合運動公園)Aコートです。OB.OG、関係者各位の皆様、ご多忙とは存じますがご声援のほどよろしくお願いします。

【納塚】