2019年度春季リーグ第二戦目 戦評

[20194月13日 vs京都教育大学 @大阪大学吹田キャンパス体育館 戦評]

 

 大阪府立大学(以下、府大)の第2試合目の相手は、スピードと勢いの持ち味の京都教育大学(以下、京教)

 スローオフは府大だったが、得点が入らないうちに京教の速攻が決まってしまい0-3のいきなりリードされてしまうが、開始から7分、佐用のミドル、山下のサイドシュート、両副主将で反撃、先発GK・角田も7mTを阻止し2-3。4回生の活躍で食らいついていく

 しかしその後の何本かの速攻の得点チャンスをものにできず、逆に京教得意の攻撃が決まっていきどんどん点差が広がってしまう。攻撃も納塚の個人プレーが目立ち始め、ベンチから見るとアドバンテージのあるプレーもジャッジには全く反映されず、京教優勢の戦況は変わらない。前半20分の時点で、3-7。府大1回目のタイムアウト

 タイムアウト後、攻撃を指揮する2回生・山口が負傷しベンチに下げた代わりに、1年ぶりに部に復帰した大湾を投入、同時に集中的なマークの中、強引に期待感のないプレーが続いた納塚も井神と交代するが、攻撃がちぐはぐとなった府大に、出足の速い京教の速攻が襲い掛かる。遅延行為により大湾の退場により1人少ない状況下、再び出場した納塚のカットインでタイムアウト後府大は初得点もぎ取り、山下も角度のないところからゴールを打ち抜くが、京教の多彩なシュートが次々と繰り出され最後のスカイプレーを納塚の好判断で阻止したところで前半終了、5-14の9点ビハインドで折り返す。


 後半の立ち上がり、コートに再び戻ってきた山口のアシストに佐用がゴールネットを揺らし9点差に挑む。広瀬も角度狭い場所で1人かわしそのままシュートを決めきり連続得点。この流れで一気に点差を縮めたいところだったが、攻守ともにジャッジを味方につけることができず徐々に行き詰ってくると京教も息を吹き返し点差を元に戻される。さらにリードを許すが、相手のミスにすかさずつけ込み佐用、広瀬コンビの速攻シュート、途中出場の3回生GK・村井のセービングからのスローも成功し再び広瀬が得点し、追い上げムードを作ろうとしたところで、京教が1回目のタイムアウト。

 

 タイムアウト後の失点後すぐに山口のミドルのこぼれ球を、神出鬼没な広瀬がものにしこれで3連続得点をあげると、納塚も綺麗なパスカットから速攻シュート、ファールチックなDFを受けながらのミドルで、個々が「らしい」プレーを覗かせ始めると、相手主力との撃ち合いの中、納塚のアシストから途中出場の4回生・瀬川のループシュート、納塚のブラインドシュートで、府大は諦めない姿勢を見せていく。失点後のリスタートから納塚が2人引き付け山口が7mTのチャンスを獲得。この7mTを納塚が決め切り、その後アグレッシブな攻めを見せ続けると、またも失点後からのクイックスタートで相手DFが主将・花市の動きにつられ空いた中央のスペースに納塚が飛び込みシュートで得点すると、逃げ切りたい京教の2回目のタイムアウト。

 タイムアウト後、残り5分。守って速攻からフリーの花市にボールが渡るが得点ならず今度は京教の逆速攻でタイムアウト後の最初の得点を譲ってしまうが、失点後のクイックスタートでサイドの位置まで走り込んでいた納塚にボールが渡り、GKを先に動かしサイドシュートを突き刺す。納塚の4連続得点後、京都教育は立体DFにシステムチェンジしこれ以上の失点を食い止めようとする。ポスト花市がスペースを突きシュートまで持ち込むがラインクロスの反則、直後のDFで自身の位置が悪かったか花市が退場し、GK村井も7mTにボールに触れるも止めきれず最後は6人のまま攻防を続け山口の速攻シュートで1点返したところで試合終了。19-28と課題が残る結果で第2戦目も負けてしまった。



 【得点】納塚7
 広瀬4 佐用3 山下3 瀬川1 山口1

 

     

 

 前半に相手を流れに乗せ、大きいリードを与えてしまい挽回できませんでした。個人的にも確実性のあるプレーに加え、力強いシュート、その他プレーで審判を含めいろんなことを自分たちの味方にする必要があると反省しています。今回の反省点を活かして次こそ勝ちたいと思います。

 

  第三戦目は、4月20日(土)18:35~vs大阪市立大学@太陽が丘(山城総合運動公園)体育館Bコートです。今回来てくださいました、OB・OG、関係者各位の皆様、ご多忙の中、ご声援ありがとうございました。次戦以降もご声援のほどよろしくお願いいたします

 

【納塚】